織田英嗣が「めぐみの会」を作った理由と思い

 


平成26年12月、緑内障・白内障の複合手術で8年前に癌になったときに約4ヶ月お世話になった大学病院に入院し当時を振り返った。

 

ベットを取り囲む白い無機質なカーテン


隣のベットからの息やもの音


何ともいえない薬品や消毒の臭い

 

シーンとした真夜中の病室と看護士さんの足音

 

そして、一番思い出深いのが天井の模様


特に術後は体も心も切り刻まれてこの環境で、絶望・無力感・不安・恐怖・後悔と戦っていた。



でも8年前のこの環境がなかったら、今の私はなかった。


これからの人生、癌になる前と比べてしまったら出来なくなったり、失ったもことばかりになってしまう。

 

でも、ここから始めたら出来るようになったことや、得たものばかりとなる。


入院中も人工呼吸器につながれ何もできなかった状態から、呼吸すること、話すこと、動くこと、食べること、病院から自宅に帰ることが出来るようになった。


私は、あの時それまであったほとんどのものを失ったが、すべてはここから始めようと誓った。

そして8年たった今、また同じ病院の同じ病棟に入院する事に。

そしてこの8年を振り返ってみると、たくさんのものをゼロから創ってきたような気がする

そしてふと思った。


私が何かを創りあげることに取り憑かれたのはここに起点があったのだと。


失ったものを嘆くより、得たものを喜ぶこという生き方。


そしてもう一つ私の機動力となったものは、


人の役に立ちたいという気持ちだった。

病になる前までは仕事や地位名声という生きる目的があったが5年生存率を聞いたときそのすべてを失ったと思った。

しかし、術後この病院のベットの上で身動き一つ出来なかった私を多くの人が助けてくれたり励ましてくれたりして、その後も本当に多くの人が何もなかった私を助けてくれたり励ましてくれたりした。


だから私はこれから先いつまで生きれるかわからないが、生きている時間を人の役に立つことに使おうと思ったのだ。


そして、がん患者さんや社会的弱者と呼ばれる人のような以前の私のようにも多くのものを失ったり失いかけたりしている人たちの役に立ったり、希望となれたらと思った。

その8年後、今度は視野と視力を失いかけて目の手術のために奇しくもまた同じ病院に入院した。


そして、病院のベットの上でここ最近、当時の自分の思っていたことが曇りかけていたことにきづいた。

緑内障と白内障で視野が悪くなったのは2年ほど前から。

 

振り返ってみるとその頃から私の周り、そして私の何かが変わってきた。
自分の心に違和感を感じることも多くなってきて、その違和感を大切にして止めたり、離れたりした。

その結果、始めたことが継続できなかったり、失敗したり、多くの人に非難されたりもした。


人の道から外れたようで結構、悩み苦しんだ。

しかし、この入院でそれがなんだったか?がわかったような気がする。


私の違和感はそれを教えてくれていたのだ。

私が目指したのは、苦しむ人も迷う人も、人生のドン底にいる人も、罪深き人でも、どんな人でも自分らしく幸せになることが出来るし、その資格があるということをみなさんと共有したかったのだ!

私を含めて人はみんな未熟で不完全。


間違いも、失敗も、人を傷つけてしまうようなこともある。

 

だからこそ助け合い、協力しあうことが必要で、その結果として幸せ感が生まれるのだ。

だから人の未熟さや、間違いや、不完全さを非難したり、駄目出ししたり、することやそんな人に対して違和感を感じたのだと思う。

誰しも、一所懸命やっているし、良くなりたいと思って生きているのだ!


なのに・・・・


きっとその人たちは人が幸せになることより、自分や自分のやっていることや思っていることの正しさを証明しようとしているような気がする。

そう思うと、たぶん私も知らず知らずのうちに今日書いたような8年前の気持ちから離れていってしまっていて、良くしようという方向にすすんでいたと思う。


だからここ2年近く失敗したり、非難されたりしてきたのだろう。

大切なのは一人一人の人が楽しく、ワクワク、幸せに生きれるようになることなのだ。


今思う。

これからは人や社会などを非難したり、嘆いたり、駄目出ししたりする人ではなく、目の前の人一人の人を幸せに導けるような人たちと一緒に進んでいこう♪

話は少し変わるが、来年からは、めぐみの会をボランティア団体としてではなく、私の機軸として運営していくことにした。

これまでやってきたようなボランティア活動では継続できないし、生活基盤も整わない。


幸せになるためには裕福になる必要はないが、ある程度の経済活動は必要なのだ。


また、私は以前は百貨店という経済優先の社会に身を置いていたことを間違い汚点だと思い、どうしてもお金のことから目を背けようとしていたことにも気づけた。

 

年も押し迫った12月のこの時期の手術と入院によって、自分のあり方の原点に戻ることができて、ここ1,2ヶ月自信を失いかけて揺らいでいた自分自身からなんとか立ち直ろうとしてきたが、この入院で再度きちんと立て直すことが出来た。


これは神様が与えてくれた必然だと思う。

 

平成27年1月から新しくスタートする「めぐみの会」の進むべく道もくっきり、はっきりと見えてきた。


もし、今日書かせていただいたこと、そしてめぐみの会の理念に共鳴していただき、ともに進んでいただいたり、イベントや講座などに参加していただける方がいたら、会員となっていただければ嬉しくく思います。

 

めぐみの会は、ご賛同いただける方をどんどん巻き込んじゃって、

楽しいこと、ワクワクすること、ハッピーになれることをたくさんやって、

みなさんの笑顔と幸せを増やしていきます♪゜・*:.。. .。.:*・♪



  めぐみの会 代表

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